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[レビュー2010年10月04日に発表された 

世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 ~人気作家競演編~

Yonimo Kimyouna Monogatari: 2010 Autumn 20th Anniversary Autumn Popular Writer Contest

人気作家のカラーが出ているの?

春の特別編と対になる秋の特別編。こうした短編はアイデアの切れ味が大きく作用するため、人気作家が手がける脚本には大きな期待があった。しかしまぁ、期待したほど秀逸ではなかった。決して駄目じゃないけど。つまり、いつもの特別編だった。

厭な扉 (江口洋介)

[あらすじ] ホームレスに身を落とした男が自殺しようとしていた。そこへ謎の紳士にがあらわれて、「永遠の幸福」が手に入るホテルの招待状を手渡す。ホームレスはホテルに向かい、ドアを開けた。
[原作] 京極夏彦とのコラボ

[感想] よくあるループ系、と言ってしまえばそれまで。タイトルが示すように厭な気分にならなかったのは、テレビドラマの限界だろうか。江口洋介は好演している。なにが足りないのか、よくわからない。

はじめの一歩 (大野智)

[あらすじ] 「まずはじめに...」が口癖のサラリーマンが、その口癖がもとで恋人と危機的状況になる。そこへ2人の神さまがあらわれ、時間を止めているあいだに願いを叶えてくれると言う。
[原作] 万城目学「はじめの一歩」 (書き下ろしオリジナル)

[感想] ポイントは時間停止ではなく、だれの願いかだった。

栞の恋 (堀北真希)

[あらすじ] 60年代。あこがれの男性(サリー)に声をかけられない少女が、古本屋の栞にメッセージを残しておく。すると相手(YT)から返事があって、少女は正体を隠した会話を楽しむ。しかしふとしたことからサリーがYTでないことに気づく。
[原作] 朱川湊人「栞の恋」

[感想] プロットは「過去からの日記」に近いが、2人の断絶が印象的だった。主人公はYTの著書をまったく読んでおらず、YTに向けた敬愛の念は欺瞞だったことになる。しかしYTにも「守るべきもの」が必要だったため、これはこれで成立する。つまるところ2人の愛は本物になるまえに途絶えてしまったわけで、そこが切ない。主人公が戦争で散った男たちを美化していたら、皮肉が増したかもしれない。

殺意取扱説明書 (玉木宏)

[あらすじ] 殺意の取扱説明書を手に入れたサラリーマンが、説明書どおりに同僚の殺害を企てる。
[原作] 東野圭吾「殺意取扱説明書」

[感想] ありきたり。

燔祭 (広末涼子)

[あらすじ] 最愛の妹を殺された男が、発火能力をもつ女性と知り合い、復讐を果たそうとする。
[原作] 宮部みゆき「燔祭」

[感想] 漫画だったら、美しいイメージになったかもしれない。

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