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[レビュー2011年06月13日に発表された 

劇場リミックス版 アップルシード XIII 遺言

Appleseed XIII : Movie 1

まさか前編だったとは

シリーズ全13話は見てないが、劇場リミックス版でキャッチアップできるだろう。詳しいことは知らないが、『APPLESEED』(2004)や『EX MACHINA』(2007)とは異なる作品らしい。ややこしい。

まず目につくのはポリゴンの粗さ。劇場版とは予算規模がちがうにせよ、劣化するとは思わなかった。問題は見せ方の工夫がないこと。アニメはもっと稚拙な絵にいのちを吹き込んできたから、できないはずはないと思うが、工夫する人材や時間が足りないのかもしれない。
キャラクターの魅力も乏しい。本来、デュナンとブリアレオスはものすごく異質なカップルだが、本作では当たり前のように描かれており、新鮮味がまったくない。さりとて円熟したカップルでもなく、ちぐはぐな印象だ。恋人というより兄妹か親子のような関係で、これを改善することがテーマらしいが、興味をそそられない。

ストーリーもよくわからない。全体的に説明が少なすぎる。「少数の人間が大多数のクローン人間を支配する社会」という舞台のおもしろさも伝わってこない。制作者は『アップルシード』のどこが好きで、どんなカッコヨサを描きたいのだろう?

見終えたあと、劇場版が2つあることを知る。つまり私が見たのは前半だったのだ。驚いたのは、後半があることに気づかなかったこと。それだけストーリーに興味を持てず、中途半端に終ってもやむなしと割り切っていたのだ。やばい。

しかし後編への興味はまったく湧いてこない。いかんね。

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