レビュー  2011年05月21日  に発表された 

恐怖新聞
Kyofu Shinbun / Newspaper of Terror

3ツ星

もっとも忠実な映画化

『恐怖新聞』は題材にした3本目の映画化。本作がいちばん原作に近い。恐怖新聞が配達されることと、そこに書かれている怪奇現象がリンクしないところもそっくり。恐怖新聞において、恐怖新聞がどこから配達されてくるかは、どうでもいいのだ。

スマートフォンが普及した現代に、新聞はやや時代遅れに感じるが、強引な配達と、あの手この手で読ませようとする熱心さはインパクトがある。スマートフォンに「ぴろり〜ん♪」の着信じゃ、この迫力は出ない。
本作における購読料は寿命1年分。原作は100日だから、かなり高騰している。おまけに号外は50年分だって! 消費者庁に通報すべき暴利だ。
主人公は、代償がわかっていながら購読をやめない。悪霊に惑わされているのか、周囲のふがいなさが彼の選択肢を奪っているのか。

この映画でもっとも怖いのは、マスターが「どこまで読んだら寿命が減るか」を検証するシーン。必要な実験とはいえ、あっけなく寿命を奪われたことに怒ればいいのか、泣けばいいのか。途方に暮れてしまった。

恐怖新聞が配達されること以外はふつーのB級ホラー映画。展開もオーソドックスで、目新しさはない。しかし原作にもっとも忠実な映画化だったと思う。これ以上やっちゃ駄目だ。

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