日本侠客伝 Nihon kyokaku-den

1964年 日本映画 3ツ星 任侠映画

「男の喧嘩は一生に一度」

古いヤクザと新しいヤクザの抗争で、被害が増えていく。それを堪えて、堪えて、堪えて、ついに怒りが爆発。ヒーローは投獄され、町は平穏を取り戻す。おおむね任侠映画の「型」ができている。このフォーマットはどこが源流なんだろう?

高倉健は開始20分くらいで登場。こんな若造に小頭が務まるのかと思ったが、堂々たる存在感。感情のまま行動しているように見えて、抑えるところは抑える。高倉健のどこに魅力を感じるのか、うまく言い表せない。

比べると『昭和残侠伝』の方がまとまりがいいが、親分が残した言葉が物語を引き締めている。そこそこ楽しめる一本だった。

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