レビュー  2011年10月01日  に発表された 

Fate/Zero (全25話)

3ツ星

これが二次創作?

『Fate/stay night』本編で断片的にしか語られなかった「第四次聖杯戦争」の詳細を描いた二次創作。ぴったり当てはまるので、別人が書き足した物語とは思えない。私は『Fate/stay night』のテレビアニメしか見てないが、ぶっちゃけ、本編より完成度が高く、好感がもてる。

ストーリーを分解すると、究極の正義と悪の対立だった。結果、正義は破綻してドロップアウト、悪は愉悦を知って目覚める。この対立構図が見えたとき、物語がおもしろくなった。
つまり第19話以降である。
それまで試聴できたのは、映像とキャラクターの魅力があればこそ。このあたりは詳しく語っている人が多いから、私から付け足す言葉はない。

驚いたのは、聖杯がインチキだったこと。たとえばセイバーが歴史改変を要求しても、ちゃんと実現できるとは思えない。みんな命を賭けて戦っているのに、賞品である聖杯の実情を知らないのはお笑い草だ。第三次聖杯戦争までに、どんな願いが実現されたのだろう? 物語の根本が、じつは曖昧だった。

冷静に考えると聖杯戦争は愚かな衝突でしかないが、そこを皮肉ることなく、シリアスに押し通せるところに、本作の魅力があるのかもしれない。

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Fate/Zero (全25話)