レビュー  2011年10月06日  に発表された 

牙狼〈GARO〉 ~MAKAISENKI~ (全24話+1SP総集編)
GARO -MAKAISENKI-

4ツ星

よくある世界観を、例のないところに昇華した

2作目になって世界観が広がった。元老院による統治、次世代の戦士を育てる修練場、騎士と法師の対立......。なかなか興味深いが、現実世界との関連性は乏しい。現実世界の人間は、ホラーの脅威にまったく気づかず、こっそり守られているのか? また、向こう側の人々はなぜ私利私欲なく世界を守っているのか? かっこいいけど、人間臭さがない。まぁ、それが本作の魅力かもしれないが。

『牙狼』シリーズは、どのあたりの年齢層をターゲットにしているんだろう? 深夜番組であり、アダルト表現もあるから、子ども向けではあるまい。しかし大人が楽しむにしてはチープな設定が目立つ。高校生あたりが喜びそうだが、彼らは購買力がないだろう。 あるいは大人の嗜好が若返っているのかもしれない。仮面ライダーがドロドロした現実社会を描くので、このくらいシンプルな世界観も悪くはないだろう。

ストーリーに目を向けよう。強くなった鋼牙に「破滅の刻印」という制約を与え、緊張感を加えたのはいいね。終盤の展開も急すぎず、じっくり描いてくれたのはうれしい。難を言えば、鋼牙とシグマの関係はもっと強調してほしかった。それに、カオルの扱いも微妙だ。あんなママゴトみたいな関係で「愛のパワー」と言われても困る。最後の最後でカオルがいないのも納得できない。子ども向けじゃないだから、身体を重ねてもいいはず。それでこそ描ける領域もあっただろう。

とまぁ、いろいろ気になってしまうのは、それだけ作品を気に入っている証拠だろう。毎週、楽しみに観させていただいた。おもしろかった。個人的には第4話『切札』が好き。鋼牙がポーカーを知らず、それゆえ動じないってのは笑えた。

サブタイトルは「魔界戦記」と思っていたが、「魔戒閃騎」だったのね。わかんないよ。


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牙狼〈GARO〉 ~MAKAISENKI~ (全24話+1SP総集編)