[Edit]
[レビュー1954年05月29日に発表された 

ダイヤルMを廻せ!

Dial M for Murder

傍観者から当事者へ

妻の殺人計画が、そのとおり実行できるか見届ける。もちろんアクシデントは起こるが、計画はたやすく崩れない。なにがどう影響するかわからず、ハラハラする。
後半は妻視点で事件を解決する。妻は夫の殺意に気づくのか、前半でたっぷり感情移入してるから、妻を応援したい気持ちでいっぱいになる。
すべてが見えているようで、じつは見えてなかったオチも秀逸。いつしか観客は、事件の傍観者から当事者になっていた。

妻は美しいが、あまり個性がない。マネキンのようだが、それが物語と合っている。ヒッチコックはこういう女性の描き方がうまい。おもしろかった。

Share

Next