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[レビュー1977年12月21日に発表された 

ガントレット

The Gauntlet

弾丸浴

 2019年に鑑賞。有名な映画だから、おおよそのストーリー、見どころ(バスの強行突破)は知っている。事件の構図もわかりやすく、思わせぶりな演出もない。ストレートに進行し、ストレートに興奮し、ストレートに決着する。深いドラマはないが、キャラクターは魅力的。おもしろかった。

 クリント・イーストウッド演じる刑事は、意外とあまたがよくない。さんざん襲撃され、コールガールに指摘されて、ようやっと自分が置かれた状況を理解する始末。そのあとも暴走族のバイクを奪うのに銃を振り回すなど、とにかく粗暴。馬鹿だけど、おもしろい。暴行を働いた女が「女のあたしを突き落とす気?」と叫ぶが、容赦なくパンチしたのも痛快だった。

 かたやコールガールも賢いわけじゃない。「正面突破する」と言って聞かない刑事につきあうと決めると、母親に電話して結婚の予定があると言ったり、貯金全額を競馬に賭けたりする。支離滅裂だが、おもしろい。

 それにしても撃って撃って撃ちまくり。
 一軒家を銃撃して倒壊させる。パトカーに乗ってる人物も確認せず蜂の巣。そして大型バスへの過剰な銃撃。警告も確認もない。どんなウソで警官たちを騙したのか? まぁ、そんなことは些末なこと。日光浴ならぬ弾丸浴を楽しもう。

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