[レビュー2006年01月09日に発表された 

血清 SERUM

モンスター:ゾンビ 病院
更新日:2013年06月05日(水) 14:40 [Edit]

もっと狂気を見せろ!

ゾンビ映画としては珍しい「マッドサイエンティストもの」。いかれた科学者がどんな厄災をもたらし、どんな言い訳をするのか。楽しみに観ていたが、あっけなく死んでしまう。おいおい、マッドサイエンティストが主人公じゃなかったの?
怪物になるのは博士の甥っ子。かつて博士が愛した女性の子になるわけだが、死んでしまった彼女を復活させるために万能薬を作り、その被験者に甥を使った、などというドラマはない。
怪物の露出時間を減らすため、適当な設定を放り込んだだけみたい。

怪物はゾンビというよりフランケンシュタイン。自我が残っていればおもしろかったが、その様子もない。なんだかなぁー。

博士はなんのために万能薬を開発してたのだろう? 人類のためと見せかけて、じつは愛する女性のためとか、兄への復讐だったとか、そういうベタな話でよかったと思う。怪物になるのが甥っ子ってのも芸がない。たとえば生き写しの姪なら、ドラマティックな展開も期待できただろう。
博士が娼婦を生きたまま実験にかけるとき、「仕事のわりに体の中はきれいだ」と言うシーンがおもしろかった。その路線を貫いてほしかった。