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[レビュー2009年05月08日に発表された 

スター・トレック

Star Trek

そして物語は再始動する

劇場版の11本目。『宇宙大作戦(TOS)』より少し前の時代を舞台にしているが、厳密には過去ではなく、時間改変の影響で異なる量子現実になっている。このズレが絶妙で、正史と異なる点を驚き、同じ点を喜べる。はじめて見る人にも負担はない。素晴らしい。
生じた誤差は大きく、カーク船長の深宇宙探査は異なる展開を見せるだろう。個人的には『タロス星の幻怪人(前後編)』が気になる。あぁ、このメンバー、このクオリティで、『TOS』をリメイクしてほしい。

「そんな予算があるなら新シリーズを作れ!」という意見もあるだろうが、『TOS』の魅力はずば抜けている。ここでリメイクして、新たなファンを獲得した方がシリーズのためになるだろう。古きよき『TOS』をいじってほしくないと思っていたが、このスタイルなら問題ない。

さておき映画本編。とにかく青年スポックが素晴らしい。少年期を挿入したことで、親しみやすいキャラクターに仕上がった。むしろカークの方が理解しづらい。ステレオタイプの跳ねっ返りだが、じつは胸の内を明かさない。これはこれで「らしい」かもしれない。

未来の未来に期待が高まるぜ。

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