レビュー  2012年01月07日  に発表された 

偽物語(1-7) かれんビー (全7話)
Nisemonogatari: Karen Bee

3ツ星

見えないところがおもしろい

『化物語』の後日談。タイトルから期待するほど火憐の出番はない。ひたぎ、真宵、駿河、撫子、翼のその後を描く「ついで」のような扱いだが、それはそれでよい。妹は妹だからね。

気になるのは劇中で描かれないところ。すなわち、暦が知らないところで女の子たちがどう動いたのか。ひたぎは翼と直接対決して、なんらかの結論に達したようだ。それは駿河や月火にも影響しているみたい。撫子は圏外にいるため、自由にアタックできるのか。月火は勝算ナシと断じるが、駿河は注視している。そして、ラストで問題解決したひたぎがチェックメイトする。
女の子たちは暦を中心に動いているのに、当人だけが知らないところがおもしろかった。

ついに忍がしゃべった。老女のようなロリという「型」は魅力的だが、暦との関係がわかりにくい。すでに常人の理解を絶する暦の精神だが、さらに遠くに行ってしまった気がする。『傷物語』を見れば、印象が変わるんだろうか。それと貝木泥舟がユニークだった。本物になれなかった男が、偽物であることを受け入れ、妙な矜持をもっている。かつてなかったタイプだ。教訓にすべきところが多い。

今回はアニメを見る前に小説を読んでおいた。とりとめのない会話の連続を、よく映像化したなと思う。アニメ化でよくなったシーンもあれば、物足りなく感じるところもある。個人的な結論だが、アニメ(イメージ)→小説(詳細)の順がいいみたい。

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偽物語(1-7) かれんビー (全7話)