レビュー  2011年12月04日  に発表された 

ネバーランド PART1 ピーター・パンと魔法の石
Neverland Part1

5ツ星

素晴らしいSFファンタジー!

二夜連続で放送されたアメリカのテレビドラマ。レンタル版は『PART1:ピーター・パンと魔法の石』『PART2:ピーター・パンとフックの海賊船』に分けてリリースされた。タイトルはひとひねりほしいね。ジョニー・デップの『ネバーランド』(2004)に隠れてしまうよ。

ピーター・パンがいかにしてピーター・パンになったかを描いたSFファンタジー。設定がよくできていて、ドラマもおもしろい。結末がわかっているのに、先の展開が読めない。身を乗り出すほど興奮してしまった。

錬金術師があわれだ。知性を愛した彼が、知性からほど遠い海賊に殺されてしまうとは。ホログラムの警告で追っ払えると思ったところに、錬金術師の甘さがある。彼は知性に期待しすぎた。やはり世俗にもまれないとダメか。
妖精族との関係も良好だったことから、錬金術師が純粋な心を持っていることは想像に難くない。つまり彼は、子どもだったのだ。

原作ではピーター・パンにおちょくられるインディアンが、本作では平和を愛する部族として描かれている。彼らの部族は丸ごと転移されているが、どんな強さで球を叩いたんだろう? ネバーランドは何百年経っても赤ん坊は赤ん坊のまま、老人は老人のまま。そんなところに飛ばされてきたのに、彼らはおだやかで、結束も堅い。不思議な人たちだ。

女性船長キャプテン・エリザベス・ボニーを配置したのは見事。彼女がフックの名を継ぐのか、フックが海賊船を掌握するのか? ドラマの緊張感がぐんと高まっている。ボニーがピーターにからめば、さらにおもしろくなったかもしれない。


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