レビュー  2011年01月28日  に発表された 

メカニック
The Mechanic

3ツ星

銃撃戦は不可避だったか

親友の暗殺を依頼された殺し屋が、殺すかどうかで悩むのではなく、殺したあとで恩義を果たそうとするのは興味深い。
物語の定石に従えば、弟子は師匠の苦悩を察し、罪を許して終わる。しかし、そうならなかった。弟子は、プロとして依頼されたわけでもないのに牙を剥いた。仕方ない。やるべきことをやった。ただそれだけ。味わい深いストーリーだった。

しかし中盤の銃撃戦で、物語のピントがずれてしまった。あそこで任務をしくじったり、派手に撃ちあう必要はない。転換点となる死んだ男との遭遇も唐突すぎる。もっと地味に、静かに描くほうがリアルだし、テーマを掘り下げられると思うが、ジェイソン・ステイサムはアクション俳優ということか。

1972年のチャールズ・ブロンソン主演の同名映画のリメイクだったのか。オリジナルはどのように描いたのだろう? いつか見てみよう。

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