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[レビュー2011年12月17日に発表された 

子どもたちの夏 チェルノブイリと福島

Kodomotachi no natsu: Cherunobuiri to Fukushima

なんの役に立たない

もともとチェルノブイリ事故のドキュメンタリーとして公開するつもりが、福島原発事故を受けて、2つの事故を対比させる構成に変更されたらしい。そのため福島原発パートは取って付けたような印象だし、全体をつらぬくテーマのようなものは感じられない。科学的なデータはほとんど示されず、当事者の気持ちばかり吐露される。つまり、井戸端会議の記録映像だ。廃墟とか、子どもが描いた絵とか、感傷的な演出に辟易する。

ドキュメンタリーでありながら、いたずらに不安をあおる編集方針に疑問を感じる。今後の原発について考えるとき、本作はまったく役に立たない。

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