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[レビュー2012年12月08日に発表された 

ZombiU(ゾンビU) (Wii U)

ZombiU

いくらでも替えがいる主人公

あらすじ

2012年、ロンドンでアウトブレイクが発生。人々はゾンビと化し、街は崩壊した。生き残った主人公は、無線の男に導かれ、脱出を目指す。

「Wii U」のローンチタイトル。ゲームパッドを使うことが前提となっており、たとえば地図やバッグの中(パッド)を見るため、周囲の状況(主画面)から目を離すという制約はおもしろい。まぁ、ふつうのゲームに慣れた人にとっては煩わしいけどね。

個人的なヒットは、特定の主人公がいないこと。ゾンビに噛まれた主人公はおしまいで、プレイヤーは新しい主人公で再チャレンジする。セーブポイントからのリトライといっしょだが、ゾンビとなった前の自分から装備をはぎ取るのは興奮する。
ストーリーは希薄で、プロットを活かせていない。エンディングにカタルシスはなく、多くの謎が残された。続編を意識したというより、ちゃんと考えてなかったようだ。
私なら、こんなふうにする。

妄想リメイク

無線の男は主人公に《箱》をバッキンガム宮殿まで持ってきてくれればヘリで回収すると提案する。《箱》の中身は教えてくれない。しかし宮殿までの道はゾンビが多すぎるため、安全なルートを探す。
新しい主人公にも、無線の男は同じ話をする。《箱》を捨てると地図が消え、案内がなくなる。《箱》を開けると主人公は死んで、次の主人公になる。《箱》になにが入っているのか? 届けたら、ちゃんと救出してくれるのか?

《箱》の中身は地球外生命体。隕石とともに飛来したこれを政府が分析していたところ、ゾンビウィルスが発生した。ワクチンの原料となるため、政府エージェントが回収しようとしている。
無線の男は宇宙人。不時着した仲間を救出するため、科学者の脳に寄生している。次々に宿主を変えていく生態は、プレイヤーが主人公を乗り換えることに類似。
政府と無線の男、どっちに《箱》を渡すかでエンディング分岐。

久々にゾンビが強いゲームだった。いろいろ荒削りだが、今後の進化に期待したい。といっても私が期待する方向に進むことはないだろうなあ。

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