[Edit]
[レビュー2011年08月28日に発表された 

モンスター・イン・パリ 響け! 僕らの歌声

Un monstre a Paris | A MONSTER IN PARIS

子ども向けでも、大人向けでもない

身を賭して異形のモンスターをかばうなら、それなりの理由がいるだろう。フランクールはそれだけの証明をしたか? ただ歌がうまいだけで匿ったとしたら、歌姫ルシールに屈折があるべき。彼らが失うもののない下級市民だとしても、行動が突飛でしょ。序盤で登場人物をていねいに描いておきながら、ストーリーの根幹が甘すぎる。

ルシールはなぜ憂鬱だったのか? ラウルのコンプレックスもわかりにくい。エミールも勇気を示すところをまちがえている。モードは素敵。シンプルな王道展開に見えるが、あんがい複雑で、うまく噛み合ってない。

巨大化したノミが善良だとして、それで誰が喜ぶだろう? プロットの時点でまちがっているような気がする。

Share

Next