レビュー  1991年11月23日  に発表された 

必殺!5 黄金の血

2ツ星

アイドルはドラマを殺す

2016年に鑑賞。私は酒井法子の全盛期をまったく知らず、『聖闘士星矢』や『トップをねらえ!』でその名を見るくらいだったが、まさか必殺シリーズの劇場版に出演していたとは。しかも目立つこと目立つこと。声は聞き取れないし、所作はまんま現代っ子で泣ける。アイドルをチョイ役で出すのはいいが、主軸に据えちゃ駄目だよ。こーゆー媚びも、時代劇が衰退した一因ではなかろうか。

政(村上正明)とお浅(酒井法子)の恋が物語の主軸となるが、だれがアイドルの尻を追っかける政を喜ぶだろう。しかも政は退場。『必殺! III 裏か表か』(1986)で散った組紐屋の竜もそうだが、もうちょいかっこいい死に方を用意できなかったのか。

それから『必殺! THE HISSATSU』(1984)で華麗な技を披露した「蝶々の朝吉」が再登場するが、役者も性格も設定も異なっていたのでがっかり。兄弟にするつもりだったらしいが、そうじゃなくて、役者はちがってもかっこいい朝吉を見せてほしかった。

本作は敵もチープで、奇天烈な姿と技、美女忍者軍団に腰が抜けた。スタッフもキャストも真剣に作っているだろうに、どうしてこうなっちゃうんだろうねぇ。

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