Banned Footage Vol.1 (ベッドルーム、ナイトメア、イーサン マスト ダイ)(BIOHAZARD 7 DLC)(PC) Banned Footage Vol.1

2017年 ゲーム 2ツ星 モンスター:ゾンビ @CAPCOM

二度遊ばないものばかり

『バイオハザード7 レジデント イービル』のDLC第1弾。リリース時の価格は1,000円。収録コンテンツは3本。本編の資産を活用して、新しいシナリオ、仕掛け、ミニゲームを作っている。それぞれ悪くはないんだけど、本編の謎を補完したり、設定や魅力を補強したりすることはない。また、何度も遊べるような作り込みもない。まぁ、DLCとはそういうものなんだけど、本編が物足りなかったから、つい期待してしまった。

ベッドルーム (BEDROOM)

[概要] クランシー視点。ベッドルームの仕掛けを解いて脱出せよ。大きな音を出すとマーガレットがやってきて、インテリアを動かした形跡をチェックされ、あればお仕置きされる。なにを、どう動かしたか記憶しながら、脱出ルートを探せ。
[感想] ミニゲームとして悪くはないが、完全な脱出にならないため、カタルシスに欠ける。新たに判明した情報もない。こんなものか。

ナイトメア (NIGHTMARE)

[概要] クランシー視点。次から次へと襲ってくるモールデッドを撃退し、朝まで生き延びろ。弾丸や回復薬は、粉砕機をまわして入手する。粉砕機を稼働させたり、強化するのにギアポイントを消費する。ポイントは戦闘によって獲得する。
[感想] 戦闘の連続だが、じつは資産運用ゲーム。よく考えられてるけど、DLCとして発表する意義はあるだろうか?

イーサン マスト ダイ (ETHAN MUST DIE)

[概要] イーサン視点。ベイカー家に仕掛けられたトラップやモールデッドを戦う超高難易度ミッション。ゴールしても得られるものはない。本編とも連動しない。朝まで生き延びると、開いたドアが見える。それだけ。
[感想] 初見で回避不能なトラップばかり。何度も死んで、ルートを憶え、よいアイテムが出ればクリアできるが、クリアすれば興味をなくす。たしかに難しいが、そういうことじゃないんだ。「THE MERCENARIES」のようなものを作ってほしかった。

ところでDLCにも「通常Ver.」と「グロテスクVer.」があるんだな。確認してないが、おそらく北米版とも異なるだろう。「バイオハザードをやりたいが、グロテスクはものは苦手」なんてユーザーがいるんだろうか? そこに配慮するくらいなら、無理にゴア表現なんかいれなきゃいいのに。激辛が売りの店で、甘口カレーを出すようなものだ。



Steam: Banned Footage Vol.1

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