レビュー  2012年01月26日  に発表された 

テール しっぽのある美女
THALE

2ツ星

夢がないねえ

日本人はケモミミを愛せる民族だから、しっぽのある美女への忌避感はまったくない。たとえ本性が醜悪なモンスターで、こっそり人間を襲って喰っていても、ふだん美しければ問題ない。しかしそんな日本人にとっても、本作はだるかった。監禁された美女を見つけたというのに、主人公たちは警察に届けるでも、熱心に世話するわけでもなく、だらだらした会話するだけ。そもそも尻尾が切り落とされているから、人外の美女を見つけた興奮も乏しい。

本作はノルウェー神話の妖精「フルドラ」をモチーフにしているようだが、どのくらい伝承に忠実なんだろうか? Wikipediaによると「フルドラ」はエルフの一種だが、本作のそれは知性ある未確認生命体であって、幻想的な存在ではない。こうなると、なぜ美しいのか疑問に思えてしまう。

結局、状況も心情もわからないまま終了。
姪の話など投げっぱなしのプロットも多いが、ただ疲労感だけが残った。ファンタジーかサスペンスか、どっちかに突き抜けてほしかった。

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テール しっぽのある美女