レビュー  1981年06月19日  に発表された 

パラシュート (ゲーム&ウオッチ PR-21)
GAME&WATCH: PARACHUTE

4ツ星

はじめてゼロの領域を見た

私が触れた最初の携帯ゲーム機。親父が買ってきたものだが、子どもたちへのプレゼントではなく、親父が優先的に遊び、親父がいないときに子どもたちが遊んだ。といっても長男である私が10歳で(小学4年生)だから、弟や妹はうまく操作できず、見ていることが多かった。
これ以前のゲーム&ウォッチ(ボールとかヘルメット)は友達の家で見たが、ワイドスクリーンに比べると格段に落ちる。ワイドスクリーンはゲーム&ウォッチの基本形を確立したモデルであり、次世代機だった。

さて、パラシュートである。ヘリコプターから無限に落ちてくる落下傘兵士を、ボートを左右に動かして回収するだけ。徐々にスピードが早まっていくが、ある段階で止まる。しばらく続けていると、眼球はあまり動かなくなり、認知→判断→操作が統合され、無意識かつ反射的に処理できるようになる。時間感覚がおかしくなって、集中してるのに別のことを考えられる。奇妙な体験。「無我の境地」とか、「ゼロの領域」と呼ばれるものだ。この体験が気持ちよくて、何度も何度もプレイした。

そのころ親父は髪の毛が薄くなっていたので、「パラシュートで500点取れなかったら剃る」と宣言。家族が見守る中チャレンジして、失敗して、完全なスキンヘッドになった。これは印象的な出来事だった。親父が亡くなる直前にも、親と子の思い出話として語らった。まぁ、どうでもいい話なんだけどさ。

とまぁ、いろいろ思い出深いパラシュート。その画面を見ると、子どものころを思い出すよ。

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思考回廊 レビュー
パラシュート (ゲーム&ウオッチ PR-21)