花のお江戸の釣りバカ日誌 Hana no O-Edo no Tsuribaka Nisshi

1998年 日本映画 2ツ星 コメディ スポーツ 日常を描く 時代劇

なんか噛み合わない

舞台を江戸時代に変え、ハマちゃんを浪人に、スーさんを家老に、佐々木課長を大家に据えたのは見事。庄内藩の財政建て直しというテーマもいい。しかしストーリーはいまひとつだった。
冒頭の双子の仇討ちや、酒井法子を妹にしたことに意味がなさすぎる。またハマちゃんの活躍が対人折衝ではなく、夜目が効くことってのもさびしい。ハマちゃんが庄内藩の名物を考えたとか、それっぽいオチがあってもいいのに。

本作はみち子さんが出ないため、ハマちゃんの恋愛が描かれる。しかし終盤まで奥女中(黒木瞳)がヒロインだと気づかなかった。みち子さんとタイプがちがいすぎる。まぁ、みち子さんも以前はあんな感じだったのかもしれない。だったら結婚後、奥女中が陽気に笑うようになった後日談まで見たかった。

「死んだら魚の餌になりたい」というハマちゃんのセリフがよかった。

釣りバカ日誌
本編

ページ先頭へ