レビュー  2015年05月26日  に発表された 

60 Seconds! (PC)
60 Seconds!

3ツ星

いろいろ足りてない

核シェルターサバイバルゲーム。60秒以内に物資や家族を集める3D避難パートと、シェルター内で生き残るための指示を出す2Dサバイバルモードの2つで構成される。

最初はわくわくするが、すぐこれが運だけのゲームと気づく。
生き残るために不可欠な物資をプレイヤーが予測することはできないし、足りないものをあとから意図的に補給することもできない。また物資の配置はランダムだから、欲しいものが揃えられるともかぎらない。
優先順位の高いものから集め、対応できるものに対応し、もってない物資が必要なトラブルが起こらないことを祈るだけ。リアルだが、退屈なゲームだ。

水を飲まないと4日で死ぬとか、娯楽がないと狂うとか、殺虫剤は医薬品に変わるとか、脱水症状はすぐ治さないとダメとか、子どもたちだけでは生き残れないとか、因果関係を学ぶのは楽しい。
しかしそこから戦略を立てて、自分の力でゴールできないと意味がない。少なくとも「ゴールできそう」と思わせてほしい。

そうしたアセット管理が主体なら、避難パートは楽しみを阻害する。難易度によって持ち込めるアイテムの量を制限して、自由に選択させれば、効率よく学ぶことができる。ゲームにかけられる時間は多くないのだ。

私が知るかぎり、ゴールは「米軍に救出される」のみ。「ミュータントになって適応する」とか「ならず者を制圧してボスになる」といったゴールがあれば、「ちゃんと生き残りたい」というモチベーションが得られたと思う。友だちに自分の末路を話しやすい。
まぁ、バリエーションを増やすならゾンビ・アポカリプスの方がおもしろいかもしれないが。

『Valiant Hearts: The Great War』(2014)のように、1950年代アメリカの緊迫感を伝える資料があれば、プレイバリューが上がったかもしれない。

今後のアップデートでどうなるかわからないが、2016年8月現在、まだまだ練り込み不足の一発ネタだった。



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