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[レビュー2012年06月29日に発表された 

夜明けのゾンビ

Exit Humanity

意図はわかるが、テンポがちょっと

南北戦争直後を舞台にしたゾンビ映画。感染した妻子を殺して生き延びた主人公が、ふたたび生きる希望を見出すまでを描くヒューマンドラマになっている。ゾンビ映画でありながら、世界の終わりじゃないことも珍しい。
ストーリーをいくつかの章に分割したり、コミック調のカットで状況説明するなど、変わった演出もあるが、展開が遅くて疲れた。「ゾンビより醜悪な人間の本性」を描きたいのだろうが、それほどの悲劇には思えず、主人公に共感しづらかった。

ホラー映画ファンにとって、感染した妻子を殺すのは「やむを得ない」ことだ。「多くの人を助けるため妻子を犠牲にしたが、人間は助ける価値がなかった」くらいの切り口がほしいところ。ゾンビの悲劇は語り尽くされているため、この程度じゃ心が動かないや。

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