レビュー  2013年10月05日  に発表された 

怪奇大作戦 ミステリー・ファイル (全4回)
Operation: Mystery! Mystery File

3ツ星

リバイバルならではの個性に欠ける

『怪奇大作戦』(1968)の魅力は、奇想天外なストーリーと牧史郎のウルトラ推理にあった。しかし本作は粗い部分を削って、劣化版「Xファイル」にしてしまった。飛び抜けたところがないのだ。

たとえば第一話でSRIと警察の確執が描かれたが、SRI=異端の組織という図式は掘り下げられなかった。SRIメンバー相互の連携も、ふつうの組織と変わらない。「どんなに不利な証拠が出てきても仲間は信じる」くらいの狂気があってもよかった。的矢所長は女性になったが、政治力や人心掌握に長けているわけでもない。ふつうの女性上司だ。牧史郎(上川隆也)はたっぷり描かれたけど、魅力はいまひとつ。モルダー単独でXファイル課をやれるわけじゃない。

繰り返すが、オリジナルにそうした設定や演出があったわけじゃない。オリジナルにない魅力を期待していたのだ。『怪奇事件特捜チームSRI嗤う火だるま男』(2004)、『怪奇大作戦 セカンドファイル』(2007)につづく4作目だから、冒険してもいいころだったのに。


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怪奇大作戦 ミステリー・ファイル (全4回)