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[レビュー1947年05月02日に発表された 

三十四丁目の奇蹟

Miracle on 34th Street

「信じることと常識は、関係ないの」

  • ドリス ... メイシーズの人事係。娘の幸せを願っている。
  • フレッド ... 弁護士。純朴かつ賢い青年。
  • クリス ... 自称サンタクロース。
  • スーザン ... 少女。この世は生きるに値するかを問うている。
  • ソーヤー ... 医者。クリスは異常であると診察する。
  • ピアース ... 医者。クリスに異常はないと保証する。
  • アルフレッド ... 若い従業員。巨大な車輪に巻き込まれる。

夢想と現実──。どちらが幸せに通じる道だろう? ドリスは現実を見るべきと考えているが、スーザンの夢想を奪い取れない。その迷いがすでに、やさしいなぁと思う。
スーザンは、そんな母親を試す。彼女自身、サンタクロースを信じているわけじゃない。でも奇跡は信じたい。それは実利をもたらすのか? そのやり方がすでに現実を見てるなぁと感心する。
やさしいだけじゃ、アルフレッドのように苦労する。
やさしさを失うと、ソーヤーのように醜悪になる。
夢想と現実──。どちらも捨てなかったところに、奇跡は起こる。

私は愚かなことに、クリスが宇宙人や神様みたいな存在だとか、正常を保証したピアースの方が患者だったとか、そーゆー特殊な展開を期待してしまった。現実より夢想に傾いている。でも、そうじゃないんだよね。

映画が終わったとき、私は子どもにもどったような気持ちだった。

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