昭和残侠伝 唐獅子牡丹 Remnants of Chivalry in the Showa Era 2 Karajishibotan

1966年 日本映画 4ツ星 任侠映画

男同士の相合傘、その美しさにしびれるが...

昭和残侠伝シリーズ第2作。見どころは高倉健と池部良の相合傘。なぜこの2人を美しいと思ってしまうのか。なかなか言葉にできない。ぐぐっと血がたぎるが、池部さんの活躍は少なすぎて拍子抜けする。まぁ、友情がテーマじゃないから、これはこれでいいのか。

鮮烈な印象をあたえるものの、よくよく考えると自業自得なんだよね。悪者の命じるまま知らない相手を殺しさえしなければ、だれも不幸にならなかった。これを脚本の弱さと見るか、ままならないのが人生と受け入れるか。

3年前、義理のため人を殺したことは過ちだった。この一点が『冬の華』と異なるところだねぇ。

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