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[レビュー2014年04月06日に発表された 

極黒のブリュンヒルデ (全13話)

Brynhildr in the Darkness

これぞ新たな時代に応じた「男の物語」

いいテンポで踊っていた人が、いきなり急回転して飛んでいってしまった感じ。原作漫画が連載中だと、あとで知った。ストーリー漫画はちゃんと完結してからアニメ化してほしい。まぁ、難しいのはわかっているけどさ。

女性が戦うアニメは珍しくないが、男性がサポートに徹する構図はおもしろい。超能力バトルじゃ体格も筋肉も意味がない。なので美少女たちの「心の支え」となるわけか。時代も変わったもんだ。
しかしながら男から特定の相手を選んで告白することは許されない。女の子が我慢できなくなるのを待つのみ。これこそ新しい時代に求められる「男の生き方」かもしれない。

主人公はきわめて理性的で、アドベンチャーゲームを攻略チャートに従ってクリアしているような印象を受ける。たとえば初菜を命がけで救ったことも、「こうすれば仲間にできる」という理性的な解答と言えなくもない。まちがった選択をすれば──たとえば小鳥を信用できず殺したり、カズミと肉体関係をもつなど──ドラマの深みは増すだろうが、テンポのよさは失われる。あざとい気もするが、これはこれで正解なんだろうな。

ストーリーが完結しなかったのは残念だが、第2期への興味は薄い。傑作であったなら、またリメイクされることもあるだろう。

ああ、それから主題歌は変えないでほしかった。

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