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[レビュー1976年10月24日に発表された 

シャーロック・ホームズの素敵な挑戦

The Seven-Per-Cent Solution

プロットはいいが、練り込まれてない

コカイン中毒になったシャーロック・ホームズは、モリアーティ教授を犯罪階のナポレオンと思い込む。困ったモリアーティ教授はワトソンに解決を以来。ワトソンはマイクロフトに相談して、ホームズをウィーンに誘導。フロイトの治療を受けさせる。

プロットはめちゃくちゃ楽しい。モリアーティ教授がホームズ兄弟の家庭教師をしていて、そのとき人に言えない事件があったというのも興味をそそる。こーゆーの大好き。

しかし、あとが続かない。ホームズは幻覚を見たり、禁断症状に苦しむこともない。推理力も健在で、トンチンカンな行動もしない。暴走する天才を見たかったので、じつに拍子抜け。
フロイトが合流してトリオになるのはいいが、キャラクターに魅力がないため、さっぱり盛り上がらない。フロイトの特技は催眠術だが、そのへんの人を言いくるめて行動を操るくらい強くてもよかった。

機関車の追撃はおもしろいが、ホームズなら違ったアプローチをしたはず。結局、ふつうに悪党を捕まえて終わり。モリアーティ教授の秘密も生々しくて、げんなり。おまけにホームズは意味もなく旅立ってしまう。ほんと、おもしろいのは最初だけだった。

狂っているけど賢いホームズ。行く先々で失敗して事態を複雑化するモリアーティ。そんな2人のドタバタコメディを見たかった。

シャーロック・ホームズ
-1970s
1980s
新シャーロック・ホームズ
2000s
2010s
ハリウッド版
BBC SHERLOCK
ゆっくり文庫

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