レビュー  2014年03月08日  に発表された 

ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~
Doraemon: New Nobita's Great Demon-Peko and the Exploration Party of Five

2ツ星

制作者に冒険心が感じられない

『ドラえもん のび太の大魔境』(1982)のリメイク。原作の興奮も、新たしい発見もなく、テキトーになぞっただけ。比較しての長所は、巨神像の動きがなめらかだったことと、しずかちゃんが愛らしくなったことくらい。

魔境へのあこがれ、魔境がないことへの絶望、子どもたちの冒険心、異種族の王子を救うことへの使命感、危機的状況で伝説にすがる気持ち、高揚感......。描いてほしい要素はいくらもあったのに。ラストでしんみりするのも唐突。全体的に演出が弱い。

たとえば、クンタック王子を見捨てないジャイアンはかっこいいが、しずかちゃんが「責任」と言い出したので混乱する。冒険に巻き込んだ責任と言われても、クンタック王子にそそのかされたわけで、みんなを無事日本に帰すことで果たされるはず。しずかちゃんが先取り約束機にお願いするシーンも、わざわざ隠す意味はないだろう。

テキトーに作っても売れるから、制作サイドに冒険する気持ちがなくなってしまったのだろうか。

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ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~