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[レビュー2014年08月16日に発表された 

花物語 / するがデビル (全5話)

Flower Story / Suruga Devil

「肉を食え肉を! 肉肉肉だ!」

アニメは『恋物語』よりあとに放映されたので、貝木泥舟が神原駿河のため依頼を受けたこと、学習塾跡で沼地に遭遇したことが、いい伏線になった。ちゃんと店を予約したことも、貝木が神原を特別扱いしている証拠とわかっておもしろい。
ひたすら肉をすすめる貝木の声は、やたら耳に残る。肉を食いたい。そしておそらく焼き肉は、貝木にとって思い出のシチュエーションなんだろうな。

物語シリーズは序盤に出てきた言葉がのちのち異なる意味をもつことが多い。今回は沼地の、「不幸なんてものの大部分は時間が解決する」だった。なるほどそうだと思うが、では沼地を放っておくべきか悩む。しかし前提として、「戦って勝てるか?」を考えてしまう。なにをすべきかより、勝算の有無を考えてしまう私は、もう青春が終わっているのかもしれない。
ワンオンワンのワンプレー勝負を、パスで制する発想に驚嘆した。勝算といえるようなものじゃないが、それでも掛けるからこそ、道が拓けたんだな。考えさせる。

神原駿河への好感が高まる。しかし阿良々木暦への度を越した敬意は、まだ理解できない。キャラクターの印象がだいぶ変わっている。深い意味があるところと、ないところが混ざっていて、惑わされるよ。

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