知的かつ暴力的で、おもしろい

スタローンとシュワルツェネッガー。2大スター競演はすでに『エクスペンダブルズ』(2010)、『エクスペンダブルズ2』(2012)でお馴染みだが、1対1という構図に興奮する。スタローンが主人公で、シュワルツネッガーは真意不明のパートナー。シュワルツネッガーは「じつは悪人かも?」と思わせるような演出はなく、スタローンを全面的に信頼し、苦難を乗り越えていく。ユーモアあるセリフ、笑顔でピースなど、サービスもいい。じつはスタローンが所長と組んで、シュワルツネッガーの情報を引き出している可能性もあったから、いささか引っかかっていたが、最後にちゃんと理由が明かされて納得。うまいわ。

「違法刑務所」という舞台装置は不可解。出所させるつもりがないなら殺せばいい。シュワルツネッガーのような殺せない囚人が、あんなにいるとは思えない。知略をめぐらし、脱出計画を練っていく展開は興奮した。終盤はいつものアクション映画になってしまうが、この2人がスマートに脱出じゃ、ファンは納得しないだろう。押さえるところを押さえている。

よくよく考えると粗いところもあるが、おもしろかった。スタローン映画はいいわぁ。

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