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[レビュー2014年07月24日に発表された 

バリアント ハート ザ グレイト ウォー / Valiant Hearts: The Great War (iOS)

Valiant Hearts: The Great War

大東亜戦争を振り替えれるのはいつの日か

大地次世界大戦を学べる2Dパズルアドベンチャー。歴史の教科書が教えない「兵士たちの気持ち」をうまく描いている。
衝撃を受けたのは老農夫(エミール)の初戦。徴兵され、訓練され、条件に命じられるまま突撃。走って、走って、走って、迫撃砲で上官が死んで命令する者がいなくなって、それでも走って、仲間が死んでも走って、走って、走って......気がつくとドイツ軍の機関中の前!

本当にどうにもならない。かつて戦場には英雄がいたが、近代戦はダメだ。明日の運命を、見えないものに握られている恐怖。戦争の理不尽さが伝わってくる。

「バリアントハート」はおもにフランス共和国とドイツ帝国の戦いを描いているが、憎しみの表現は希薄だ。開戦から100年しか経っていないことを思えば、この冷静さは驚嘆に値する。
私はバリアントハートの大東亜戦争バージョンを見てみたい。日本人の農夫がどのように徴兵され、前線に放り込まれ、散っていったかを学びたい。しかし日本は戦争に負けたから、戦争について学ぶ自由がない。なんとも悲しく、なんとも愚かしいことだ。冷静に歴史を振り返ることが、次の戦争を防ぐのだから。



Steam: Valiant Hearts: The Great War

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