レビュー  2014年09月26日  に発表された 

劇場版 零 ゼロ
Zero The Movie

2ツ星

絵的な美しさはあるけどさ

『零』は1作目と2作目が素晴らしかった。実写映画化するなら、原点の衝撃を味わいたいと思っていたが、まさかここまで別物になるとは思わなかった。オリジナルとの共通項は皆無。ゲームの実写化というより、『マリア様がみてる』のホラー版と言ったほうが近い。『零』と冠するならせめてカメラ(射影機)くらい出すべきだろう。

では独立したホラー映画として楽しめ方というと、答えはノー。中盤辺りまで主人公もわからず、クライマックスは盛り上がらず、後付説明はむちゃくちゃ。全編、わけがわからなかった。
ただ一瞬の美しさはあった。教会で空中にアヤが出現し、生徒たちがバタバタ倒れるシーンは圧巻。それと最後にキスしないところもいい。まぁ、それだけ。

全寮制ミッションスクールがどういうところか私は知らないが、カリスマ的存在(アヤ)が部屋に籠もっているのに周囲が無関心とか、シスターが「呪い」とか「女の子は一度死ななければならない」とか言っちゃうのは不自然だろう。『マリア様がみてる』もどれだけリアルかわからないが、彼女たちの社会はひどく薄っぺらく見える。

オリジナルを改変するのはいいが、おもしろい映画を見せてくれ。

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