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[レビュー2015年02月21日に発表された 

沈黙の制裁

Absolution

「そんなにオレが好きか?」

あらすじ

CIAに雇われた殺し屋セガールは、組織に追われていた女ナディアを助けたため、犯罪組織に命を狙われることになる。組織のボスはCIAを通じて、セガールに女を返すよう圧力をかけるが、長い殺し屋稼業で善行に飢えていたセガールは、ナディアを匿ってしまう。
セガールは相棒を巻き込んで、組織を壊滅させると、美女とふたりで幸せに暮らしましたとさ。

「おれは悪人だ」とうそぶき、「命をかけて善いことをしたい」と抜かすところが、じつにセガールっぽい。それでなにをするかと言えば、若くてきれいな女の子を助け、自分のものにしちゃう。組織のボスが執着するような女が、だまされた善良な市民なわけないじゃん。敵を射殺するのも躊躇しないし、絶対最後は裏切るだろう。で、「やっぱり人間は信用できない」としょげると予想していたが、まんまとハッピーエンド。いやはや、セガール映画だわ。

本作のセガールはとにかく偉そう。CIAの依頼も、自分で裏を取って、アメリカの敵だと判明したら引き受けるとか言っちゃう。なんなんだよ。
アクションもおざなり。手刀で喉を貫く荒業が、ちょっと笑えたくらい。
中国系の相棒が、足りないアクションを補完しているが、セガールは当然のように受け流す。自分の身勝手で仲間が死のうが、傷つこうが、一個だにしない。中国系は生き残って、セガールと袂を分かつが、それでいいと思うよ。

セガールもいい年齢で、体重も増え、身体も思うように動かなくなったのだから、色気は出さないほうがいいと思うが、まぁ、あいつは人の話を聞かないからなぁ。

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