レビュー  2014年11月26日  に発表された 

Tales from the Borderlands (PC)
Tales from the Borderlands

2ツ星

これ、おもしろいか?

あらすじ

詐欺→失敗、カネ回収→失敗、Vault Key 発見→Valloryに脅されHeliosへ、Helios陥落→Gortysを破壊、みんなで協力してTravelerをやっつける、英雄になった。

『ボーダーランズ』シリーズの第4弾だが、従来のFPSタイプのレベルアップ型RPGではなく、アドベンチャーゲーム(ピクチャードラマ)だった。これは外伝にあたるのかな?
ゲームシステムはTelltale Games の『The Walking Dead』そっくり。まぁ、Telltale Games が作ってるから似るのは当然だが、『ボーダーランズ』の世界を『The Walking Dead』のシステムでプレイして楽しいかと言われると、答えはノーだった。

過去は変えられない

主人公の性格や運命は決まっていて、プレイヤーの選択でなにが変わるわけじゃない。多少は変わるが、微々たるもので、わざわざ確認したいと思わない。そもそもキャラクターは過去を回想しているのだから、どうにもならない。なのでアイテムを拾ったり使ったり、回避や目玉をえぐりだすなどのアクション操作は没入感を高めるどころか、視聴の邪魔になっている。

ザッピングは緊張感を削ぐ

2人の主人公(Rhys と Fiona)を交互に操作するスタイルも、キャラクターへの没入を阻害している。自分の選択で相手がどう思うかも自分で決められるのだから、緊張感がない。さらに2人同時に映るシーンでは、どっちの選択か迷ったりもする。
たとえばもし Rhysだけ操作していたら、Handsome Jack と Fiona のどっちを信じるかの選択は重くなっただろう。自分でない他人であればこそ、Fionaへの恋心も芽生えるってもんだ。

しかししープニングの詐欺や、ヴォルトキーを見つけて騒ぐあいだにHandsome Jackに脅されるシーンアンド、2つの視点で深みが増すところはよかった。最初から最後まで、このスタイルで作ってほしかった。

キャラクターもストーリーも「らしくない」

Hyperion社のサラリーマン(Rhys)の視点はおもしろい。非情な上司(Hugo Vasquez)も、安易に裏切る同僚たちも悪くない。しかし Fiona とSasha の詐欺姉妹はさっぱり魅力がない。ちょこちょこ悪いことはするが、子どもの悪戯レベル。とりわけ Sasha は理解不能だ。ボーダーランズの世界に自殺はあっても、自己犠牲はありえない。

5つのエピソードは散漫な印象。Rhys とFiona に目的がないため、状況に流されているだけに見える。RPGなら問題ないが、アドベンチャーゲームとしては物足りない。終盤の熱血展開、じつは生きていたエンドはチープすぎて萎える。
「Borderlands らしくない」だけでなく、1本の映画として見てもつまらない。どうしてこうなっちゃったのか? これが「Borderlands らしさ」であって、私が勝手に妄想を膨らませていたのか?

どうにも冴えないゲーム(?)だった。



Steam: Tales from the Borderlands

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