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2014年 外国映画 2ツ星 SF 囚人 密室 電脳

「きみのプロセスは1つだけ。私はたくさん。」

駄目だろうと思っていたが、やっぱり駄目だった。わざわざ巨大宇宙船を舞台にする必要はあっただろうか? 主人公たちは天才ハッカー犯罪者という設定だが、その知能はクリスタルレイクで惨殺される若者たちと変わらない。そして人間体のAIに絶望する。機械が人間っぽいことを言うから恐ろしいのであって、人間があざけっても意外性はない。しかしこのAIは余裕ぶってるわりに抜けが多く、考えがわからない。「AIだから」と言われても納得できないが。ダメ押しは電脳空間での肉弾戦。電撃棒でバチバチいやがらせ。なにこれ? これが見せ場なの? おいおいおい。

主人公たちは、顔の前にスクリーンが投影される端末をもっているが、顔の正面アップが多くて疲れた。ま、そんな映画だった。

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