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[レビュー2015年06月12日に発表された 

ジュラシック・ワールド

Jurassic World

人間が馬鹿すぎて萎えた

『ジュラシック・パーク』のリブートではなく、4作目。劇中でも現実と同じく二十数年が経過しており、パークは別会社に買収されて運営中。ただの恐竜では集客力が落ちたため、よりパワフルな恐竜を人工的に創り出したところ、逃げ出して、パニックになった、というお話。そこかしこに1作目のオマージュがあるわけだが、受ける印象は、「人間は進歩しねーなー」であった。

過去3部作の被害は、歴史の教科書に載るほどの規模だろう。それを二十数年で忘れて、べつの会社が買い取って再開演するも、すぐに飽きられ、より凶暴な恐竜を人工的に作って客寄せしようとしている。こちら、救いようもないな。
例によってフェイルセーフは穴だらけ。恐竜を追跡するGPSとか、遠隔から脳髄を破壊するキルスイッチのようなものはない。あっても職員の練度が低く、使いこなせないようだ。緊急時の避難誘導もオソマツ。おまけに責任者は、自分の甥っ子を探しに管制室を飛び出してしまった。おいおい、ふざけんなよ。

ぶっちゃけ、責任者を主人公にする必要はまったくない。入園客のひとりが、はぐれた息子を探すで十分。それにしたって避難指示に従わない身勝手な行動と言えるが、責任者の職務放棄よりマシだ。

そんなことをずっと考えていたので、さっぱり楽しめなかった。

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