レビュー  2015年03月27日  に発表された 

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2ツ星

子どもの夢か

宇宙人ブーヴは脅威の科学力を持ちながら、他者を思いやる気持ちがない。だから人類に危害を加えず、より快適な場所に移住させれば、地球を侵略してもいいと思っている。そもそも侵略者という自覚がないから、地球人が怒っていることを理解できない。
そんなブーヴのはみ出し者が、取り残された少女チップと出逢い、いっしょに冒険することで、相互理解を深めていくというストーリーだが、もうね、なんと言っていいのか。子ども向けに作られた映画ではなく、子どもが作ったような映画だった。

ブーヴと理解し合うのは無理だ。たしかに言葉は通じるし、喜怒哀楽はあるし、柔らかそうな質感だし、愛らしい仕草もするが、メンタリティーがちがいすぎる。というか、人間は同じ人間同士でさえ、相互理解が難しいのだ。科学力をちょうだいするとか、油断させて駆逐するとか、そーした目的がないとつきあう(ふりをする)のは無理だろう。

ラスト、ブーヴ内で政変が起こるが、こんなことで統治者が変わってしまうことにも恐怖をおぼえる。地球人との約束も、同じように反古されるかもしれない。子どもの目には理想的な禅譲に見えるかもしれないが、歴史を振り返ると危うさに戦慄する。

年をとって、頭が固くなったのかもしれない。
とにかくオウが不気味で、チップにイライラする映画だった。

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