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[レビュー2016年06月17日に発表された 

ファインディング・ドリー

Finding Dory

希望はないが、それでいいや

 『ファインディング・ニモ』(2003)の続編。あれから13年も経ったのか。私はなにしてたんだ? それはさておき本編。健忘症のドリーが、顔も名前も居場所もわからない両親を探す。言うまでもなく無理なんだけど、無理を突破するため、大量のラッキーが注ぎ込まれる。裏を返せば、神さまの恣意的な介入がなければ達成不可能だった。

 この映画を観て、健忘症でもやればできると思うだろうか? いやいや現実にあんなラッキーは起こらない。知恵や勇気でなんとかなる問題じゃない。そう思うと気分が萎えた。

「これは運命ね。デステニーよ!」

 そんな憂いも、鑑賞7分くらいで吹っ飛んだ。そもそも「ニモ」はドタバタ活劇であって、家族の絆とか環境保全は副次的なテーマだ。ありえない冒険にハラハラ・ワクワクする。映画が終わる。おもしろかった。さて、仕事でもすっか。

 そーゆー映画であり、それで十分だった。

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