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[レビュー2016年07月15日に発表された 

ゴーストバスターズ (リメイク)

Ghostbusters

なんで失敗するかなぁ

冴えない中年女性たちが幽霊を退治して、世間の喝采を浴びる。ただそれだけで十分なのに、びっくりするほど盛り上がらない。オバサンたちが馬鹿で、幼稚で、下品なせいだ。旧作メンバーも高潔な人物じゃなかったが、友情があって、やるときはやる安心感があった。中年女性だから駄目ってわけじゃない。致命的なほど演出が外れているのだ。

主人公エリンは科学者だが、真実より終身雇用を重視していた。ドロップアウトによって科学者として目覚めるわけでも、友情に気づくわけでもない。ただ流されるだけ。ニューヨークに危機が迫っていると叫ぶが、そのやり方も稚拙。郷土愛・隣人愛もなければ、金銭欲、出世欲もない。ただ流されるだけ。
メンバーはハンサムだが無能なケヴィンを事務員として雇うが、恋愛対象ではないし、成長も期待していない。ただのマスコット。もし男たちのメンバーが頭パープリンのかわい子ちゃんを雇ったら、どう思うだろう? 新生ゴーストバスターズには、嫌悪感しか湧かない。

結婚も出世もない、中年女性たちだからこその友情も描けただろう。いや、そんな挑戦をせずとも成功を保証されたリメイクだった。大した挑戦もせず、どうして失敗するのかわからない。おまけに不満を言えば、プロトンパックの音が弱い。ビキュウウウウン、という効果音が気分を盛り上げるのに、わかってないなぁ。

オリジナルメンバーが勢揃いしているが、むしろ彼らによる続編を見たかった。

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