エイリアン: コヴェナント Alien: Covenant
2017年 外国映画 2ツ星 SF:ファーストコンタクト コールドスリープ 地球外生命なーんもない
『プロメテウス』(2012)の続編で、ついに「エイリアン」の名前を冠したわけだが、これまたつまらなかった。どっか遠い惑星が舞台だが、ぶっちゃけ草原である。ネオモーフの飛沫感染は回避不能、自覚不可。その成長は急激で、産まれたとたんに凶暴。あまりに荒唐無稽で、立ち向かう気になれない。そもそも未知の惑星で宇宙服を脱いじゃうクルーが阿呆だ。二千人の入植者の命を預かっているのに、軽率な行動が相次ぐ。さっぱり感情移入できない。
デヴィッドは本作においても真意を語らない。監督はこのシリーズでなにを描きたいのか? 『プロメテウス』は(権利問題などで)、それを表現できなかったと思っていたが、買いかぶりだったかも。ここまで駄目とは思わなかった。がっくし。
初代『エイリアン』(1979)も、いま見るとおかしな点は多い。「初代がいちばんよかった」などと言うつもりはないが、やはり「宇宙船と怪物」というシチュエーションを生み出した功績は大きい。女性船員が単独で生き残るラストも衝撃的だった。
そうした新基軸が、このシリーズには感じられない。
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