劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング Kamen Rider Ex-Aid the Movie: True Ending

3ツ星

例によって対立構造がわからない。

『仮面ライダーエグゼイド』の劇場版作品にして完結編。テレビシリーズがまだ終わってないから、最終回の先行上映となった。当然、『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』(2002)を連想するが、あちらは別エンディングであり、こちらは本編の後片付けである。

本作の敵は、ゲーム会社「マキナビジョン」の社長（ゲムデウスマキナ）。仮面ライダー風魔と忍者プレイヤーたちを駆使して、新種のバグスターウイルスを撒き散らし、人々を仮想空間に送り込むのだが、「究極のゲーム」とか「楽園」といった目的がわからない。まぁ、病気を撒き散らすものは公共の敵だから、どんな理由があっても戦うんだけどさ。

小児脳腫瘍に侵された少女まどかがキーになっているが、「夢の運動会」というシチュエーションがウソっぽくて没入できなかった。テレビシリーズもそうだが、医療シーンに説得力がない。小さないのちを守ると言われても、なんだかなーと思ってしまう。
ゲームを題材にした作品で、クリエイターゲーマーが絶対的存在にならないのも拍子抜け。ううーん。

なにがトゥルーなんだろうか？