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[レビュー2017年08月31日に発表された 

ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム / Life Is Strange: Before the Storm (PC)

Life Is Strange: Before the Storm

さっぱり共感できない

『ライフ イズ ストレンジ』の好評を受けて制作されたシリーズ第2弾。しかしファンタジーは皆無で、えんえん中学生日記が展開する。私には理解しがたいコンセプトだが、売上げや評判はどうだったんだろう?

最大の問題は、クロエに共感できないこと。家庭に学校に問題を抱えているのはわかるが、クロエは優しくないし、賢くもない。天才性を発揮することもない。ただの不良。Aと言われればAを信じ、Bと言われればBと信じ、自分の浅はかさを反省することもない。クロエ自身も、その場その場でつまらないウソを重ねている。この物語を通じて、なにかしらの成長があったようには見えない。
レイチェルも不快なキャラクターだ。劇中でも指摘されたが、レイチェルはクロエをいいように使っているだけ。しかし本人も頭が悪いから、いっしょに転落していく。救いようがない。
クロエとレイチェルは恋愛関係になるが、なんの重みもない。すぐ喧嘩して、べつの誰かを好きになるだろう。だのに一生に一度の大恋愛と信じ、人生すべてを賭けようってんだから呆れ果てる。

それはそうと、なんで山火事を起こしたんだろう? 少女たちに罪の意識はなく、被害の大きさを調べることもない。自分に関係なことは、なにをしても許されると思っている。そんな少女たちに、世間を批判する資格はない。

レイチェルの母親・サラは「いい人」のように描かれているけど、とてもそうは思えない。サラとクロエの会話は、クロエの妄想だったと言われる方が納得できる。
エンディングは真実を語るかどうかで分岐するが、父親が母親を殺そうとした事実を伏せるべきではないだろう。しかしウソをつくルートが本編に接続するため、制作者はウソを推奨していることになる。なんだかなー。

「俺たちに明日はない」のように、若者たちが馬鹿なことをして、転落していくなら共感する。悲哀もある。しかし本作は共感できない。ただ不愉快なだけの前日譚だった。



Steam: Life is Strange: Before the Storm

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