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[レビュー1979年11月30日に発表された 

ギャラクシアン / Galaxian (AC)

Galaxian

積み重ねが大事になってきた

『スペースインベーダー』はタイトー、『ギャラクシアン』はコナミが開発したが、当時の理解は、『スペースインベーダー』の進化形態が『ギャラクシアン』だった。あるいは海外製のゲーム(スペースインベーダー)に日本企業が追いついたと誤解していた。ともあれ『ギャラクシアン』の登場はゲームセンターはさらに活況となった。敵や自機がカラフルになり、背景の星空がスクロールする。敵機がこっちに向かって飛んでくる。なめらかに、ピュローンと音までする。驚愕の超進化であった。

『スペースインベーダー』もそうだが、敵の真下で撃っても当たらない。敵の未来位置に向けて弾丸を撃つ、あるいは弾丸を置くわけだが、この単純な計算が難しい。ましてや敵が飛来してくるのだから、驚くし、難しいし、焦ってしまう。むやみに連射しても当たらない。そもそも連射速度は早くないから、飛来する敵機を追いかけてると衝突してしまう。馬鹿みたいなプレイだが、自分で自分を制御できなかった。

このころになると、ゲームの熟練者がぽつぽつ出てきた。『スペースインベーダー』で培ったテクニックや、ゲーム的思考法は、『ギャラクシアン』にも通じる。基礎があるから応用できる。そうした積み重ねによる差は、年々大きくなっていった。それは学校の成績よりも具体的で、目に見える差だった。思えばこのころから、「成績は駄目でもゲームは負けない」という価値観が芽生えていた。

そして私は落ちこぼれていくのだった。

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