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[レビュー2018年08月18日に発表された 

シックスヘッド・ジョーズ 6-Headed Shark Attack

いい感じで狂ってる

 ダブル、トリプル、ファイブにつづく多頭系サメ映画の最新作。ついに6個。未来が楽しみでしかない。
 頭が6個もあると、その外見は触手の怪物。どっちが前かも判然としないが、水の抵抗などオカマイナシで泳ぎ回る。狭いところは頭2個だけ突っ込める。頭を失ってもすぐ復元。頭を駆使して地上を歩き、岩場を登る。吠える。頭をちぎって投げつけ、狙撃手をやっつける。いやぁ、すごい。「そうはならんやろ」とツッコミながら鑑賞できる。こうでなくっちゃ。

 襲われるのは、「リゾート地にやってきた若者たち」ではなく「行動セラピーを受講する中年男女」である。講師を含め、みな結婚生活がうまくいってない。また事あるごとに「訴える」を繰り返す。妙なリアリティがある。

 そんな連中だからか、言動も不可解。立って歩ける浅瀬で手のひらを切って、その血でサメをおびき寄せる発想もすごいが、そこにサメがやってくる展開もすごい。モリで目を突いて、はじめての殺傷に興奮するが、パックンチョ。もう、なにがなんだか。

「オレとサメ、どっちが勝つと思ってるんだ?」
「ダークネットの情報を信じちゃダメだ」
「1つの魂、1つの心臓が自然の摂理だ!」
「相手は頭が6つ、私たちは8つあるし銃で勝てる!」

 中盤あたりで暴風圏(スーパーセル)の到来が示唆されるが、結局来なかった。おいおいおい、すげぇなぁ。こんな映画、そうそう作れるもんじゃない。

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