ウルトラマンタイガ (全25+1話) Ultraman Taiga

2019年 特撮 3ツ星 #ウルトラシリーズ

宇宙人を無条件で受け入れよ!

まず、タロウの息子という設定に意味はなかった。ゼロのようなイベントもない。父タロウへの屈託もない。タイガは「お坊ちゃん」みたいな雰囲気があるが、家庭環境に起因してない。驚くほどなにもなかった。
「ウルトラマンタロウ」の放送は1973年で、いまのちびっ子のお父さんでさえ見てるかどうか。そんな古いコンテンツを引っ張り出して、売ろうってんだから、それなりに工夫してほしかった。

「仮面ライダー電王」のような憑依型ウルトラマンや、非接触型変身アイテムは、まぁ、いいんじゃないの。子ども向けで、とやかく言えない。

ま、それはそれとして、本作は「この地球に、宇宙人が密かに暮らしていることは、あまり知られていない」という設定。毎週、怪獣とウルトラマンが戦っているのに、軍も警察も動かない。
それでいて隣人愛が前面に押し出されるのは、奇妙を通り越して不気味だった。宇宙人差別はイケナイコト。まずは友愛。町を破壊したら対峙する。怪獣が暴れても、死者や損失がないなら、「撃たれてから撃ち返す」が成立する。おいおい。
ピンチになれば奇跡復活でパワーアップ。なんだかなー。昨今のウルトラマンは、子どもに無防備であれ、無計画でいいと洗脳しているようだ。

「ウルトラセブン」を思い出す。宇宙人が地球を狙っていることは常識。しかし、いい宇宙人もいるから、やみくもに攻撃しないが、専守防衛ではない。限られた情報で判断するから、葛藤があり、ドラマがあった。対話の重要性と難しさを学んだ。
それに比べると、タイガはじつに薄っぺらい。

宇宙人を警戒する。このアタリマエを描く新番組が欲しいなぁ。

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