創作  2006年06月22日(木)に書いた 夢日記

第05夜:最後の1本

第05夜:最後の1本

 夜、布団で寝ていると、足がツった。

 強烈だった。ビキビキと足の健が引きつる。しかも4本ある足のうち、3本までツってしまった。痛くて、とても寝ていられない。

 悶え苦しんでいると、足元に誰かが立っていた。うちの妻だった。真っ白なネグリジェを着て、手になにかを持っている。それは……生首だった。

「殺しちゃったの……」
 私が浮気していると思って、その相手を殺してしまったらしい。

(ちょ、ちょっと待ってくれ!
 殺すなら、ちゃんと計画的に殺そうよ。
 い、いや、それ以前に、その生首は誰よ?)

 金髪の白人女性だった。もちろん、面識はない。妻は生首を持ったまま、ぼんやりつぶやいた。

「あたし、警察に行くね」

 おかしい。なんかヘンだよ。なにゆえ妻は、見知らぬ外国人女性を殺しちゃったのか? そもそも、どうやって首を切断したのか?

 これは仕組まれた罠かもしれない。
 だけど、自供する犯人がいる状態で、警察はきちんと捜査してくれるだろうか? いや、それは期待できない。ならば私が、妻の無実を証明するしかない。
 謎を解くキーワードは3つ。

「秋葉原」、「ファラオの呪い」、そして「晩餐会」。

 なにかが見えそうなんだけど、足の痛みがひどくて、考えがまとまらない。こんな緊急事態に、足がツって動けないとは情けない。最後の1本じゃ、立つこともままならない。

 だから、ちょっと待ってくれ。
 もうちょっとで痛みがひきそうだから、待ってくれ……。

 ……という夢を見た。
 実際に足はツっていたらしく、とっても痛かった。

 痛いのに、むりやり寝ていたので、変な夢を見てしまったらしい。いやーな汗をかいていた。

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