第25夜:単騎血戦

2008年 夢日記
第25夜:単騎血戦

 最近、昼夜が逆転している。

 何日も泊まり込みで作業してるから、昼も夜もないんだけど、やっぱり作業効率が悪くなった。大量のファイルを片っ端から書き換えたのに、すべて終わったところでミスに気づいてやり直しとか、もう馬鹿すぎる。
 どうせ数日は帰れないからと、だらだら集中せずにやってきたけど、いよいよスケジュールが煮詰まってきた。そろそろ本気にやらんと、間に合わない。

 そのためには、まず生活サイクルを戻さなければ。
 本気になったところで、一晩では片付かない。目が覚めたらPCの電源を入れ、PCの電源を切ったら寝るような生活では、またどこかで失速してしまう。
 と言うわけで、私は気合いを入れて寝た。

 早朝、ぱかりと目が覚めた。頭の中が、超、スッキリしてる!!
 頭蓋骨が左右に開いて、ヘリコプターが出てきそうな爽快感。
 これなら、作業効率もあがるぞぉ!

 私は町に飛び出した。
 見慣れた駅前も、ちがって見える。冷たい空気が鮮烈だ。
 おや、駅前で朝市をやってるぞ。ぜんぜん知らなかったぜ。
 リンゴがあったら、食べたいな~♪

 ふと、視界に亀裂が入った。
 コンタクトレンズに皺が寄ったのかな?
 目をこするけど、なおらない。それどころが、視界がどんどん悪くなる。
 涙があふれて、顔がびちゃびちゃになった。
 なんてこった! 私の目玉は、朝の空気に耐えられなかった!

 ...という夢を見た。
 メガネをかけて窓の外を見るが、ふだんと変わりなかった。

 夢の中ほど、頭は冴えていなかった。