第27夜:コン・バトラーV 対 ボルテスV
2009年 夢日記コン・バトラーVとボルテスVが戦う夢を見た。
夢の中で、私は「役」を与えられておらず、ただ成り行きを見守るだけだった。
ひょっとすると、テレビを見ていたのかもしれない。
ドラマは、コン・バトラーV側で展開した。
同時にボルテスV側でもドラマが展開しているはずだが、その様子はわからない。おそらく、2つのドラマを見ることで真相がわかる構成なのだろう。なんの意味もなく登場したサッカー選手の正体(プリンス・シャーキン?)や、ロペットが修理に出された理由は、ボルテスV側のドラマで明かされるだろう。
◎
海難救助に向かうバトルマシンの5機編隊。
タンカーが沈没した海域は、暴風雨で視界が悪かった。船乗りを救助していると、突如、海面が盛り上がって巨大な怪物が出現した。
全身が海草に覆われた、見たこともない奴隷獣だ!
「なんだかわからねーが、合体するぞーッ!」
豹馬が叫ぶが、大作が「無理でごわす」という。バトルマリンとバトルタンクは船乗りを乗せているから、乱暴に動けないのだ。そこへ海坊主が迫る。
「危ないッ!」
バトルクラフトが海坊主に突っ込んだ。
海坊主はバランスを崩し、海中に没していくが、バトルクラフトも大破した。
「大丈夫か? 小助!」
豹馬が呼びかけると、コンコンと金属音が返ってきた。どうやら小助は喉を怪我して、しゃべれないようだ。モールス信号で無事を伝えている。
「ちっくしょーッ!」
バトルクラッシャーが海坊主が沈んだ海面を銃撃した。
◎
海坊主が沈むとき、ちらっと赤い地金が見えた。
(あれは、奴隷獣じゃない。海草に覆われたボルテスVだ。
でも、ボルテスVがどうしてここに?)
謎をはらんだまま、前半は終わる。
◎
深い霧の中で、コン・バトラーVは黒いロボットと遭遇した。
それは黒く塗りつぶされたボルテスVなのだが、豹馬たちは気づかない。
「よくも小助をやりやがったな!」
激しくぶつかり合う2大ロボット。互いに通信できない状況で、互いを誤解している。バトルクラフトが壊れたので、情報分析が足りていないのだ。
長い戦いの末、ついにボルテスVの天空剣がコン・バトラーVの肩に刺さった。Vの字切りは逃れたが、勝敗は決した。コン・バトラーVはもう動けない。
そのとき、崖の上で戦いを見守っていた男の顔が見えた。ちづるが悲鳴をあげる。
「あ、あなたはッ!」
それは、死んだはずの南原博士(ちずるの祖父)だった。
南原博士は生きていて、ミケーネ大将軍と契約したのだ。南原博士は、コン・バトラーVの弱点を知り抜いている。かなうはずがなかった。絶望する豹馬たち。
「まだだッ! まだ終わってないぞ!」
四ッ谷博士からの通信が入り、現場に向かうマシンが映し出された。
それはボルト・ランダーだった。しかもパイロットは小助である。
「お待たせしましたぁ-!」
包帯を巻いているが、だいぶ元気になっている。
しかし今まで、どこへ? コン・バトラーVの足はどうなっているんだ?
「バトルクラフト、オッケ!」
なんとバトルクラフトの操縦席にいたのは、ロペットだった。
南原コネクションにいたのはロペットではなく、赤く塗ったロボ子だった。これが、ロペット修理の真相だったのか。
つまりコン・バトラーVは、完全な状態で負けたわけでない。
「コンバイン、オッケ! コンバイン、オッケ!」
ボルト・ランダーの右足に小助、左足にロペットが入った。
「レェェェェェッツ! コン! バイン!」
主題歌が流れて、一気に盛り上がる。ぶるるっと胴震いする。
しかしバトルマシン各機の損傷はひどい。この劣勢をどう挽回するのか?
そして沈黙するボルテスVでは、なにが起こっているのか?
南原博士は、本当に裏切ったのか?
『マジンガーZ対デビルマン』や『グレートマジンガー対ゲッターロボ』のような共同戦線ものじゃなくて、本気のガチンコ勝負である。
正義と正義がぶつかって、なにが残るのか?
最後に立っているのは、どっちだ!!!???
◎
...という夢を見た。
もう1回寝たけど、続きは見られなかった。