ショートショート (74)

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  • 第73話:青雲の志

    第73話:青雲の志

    「先生! 今こそ起ち上がるときではありませんか!」  どえらい剣幕でヤマダ秘書が詰め寄ってきた。  ...

  • 第72話:彼女をコントロール

    第72話:彼女をコントロール

    「やめて、今夜はそんな気分じゃないの」  そう言ってマリコはそっぽを向いた。毅然とした口調だが、おれ...

  • 第71話:変質者の均衡

    第71話:変質者の均衡

    「かわいすぎる娘をもった父親の苦悩が、おまえにわかるか!」  おれはなにも言わず、ただうなずいた。こ...

  • 第70話:作品と作家は同一ではない

    第70話:作品と作家は同一で

    「ジロウさん、あたし、スタジオを辞めようと思うの」  ユミちゃんが突然ヘンなことを言うので、ぼくはコ...

  • 第69話:名女優の素顔

    第69話:名女優の素顔

    「ねぇ、まだ私の素顔を見たい?」  意識を取り戻したチヨコさんは、唐突に切り出した。  枕元の夫のゲ...

  • 第68話:国産の癒しツール

    第68話:国産の癒しツール

    『きみがこの手紙を読むころ、ぼくはこの世にいないだろう。  ぼくは政府の秘密を知ってしまった。そのこ...

  • 第67話:回帰日蝕

    第67話:回帰日蝕

     46年ぶりの皆既日食が明けた。  みるみる周囲が明るくなっていく。まるで天空の穴から、昼間が広がっ...

  • 第66話:殺人罪

    第66話:殺人罪

    「これはどうしたことだ!」  久しぶりに研究室を訪れた私は、驚きを隠せなかった。  アルジャーノンが...

  • 第65話:作品づくり

    第65話:作品づくり

    「くだらない仕事はやりたくない!」  タカユキはぷいっと顔をそむけ、ゲームを再開した。その幼稚な態度...

  • 第64話:過去を捨てた女

    第64話:過去を捨てた女

    「お母さん、なんで今ごろ?」  カスミの声は震えているが、強い非難が込められていた。無理もない。幼少...

  • 第63話:死んだ主人が日記を書いています

    第63話:死んだ主人が日記を

     死んだ主人が日記を書いています。  もちろん主人でないことはわかっていますが、そう思えてなりません...

  • 第62話:蜜の流れる地

    第62話:蜜の流れる地

    「わわっ、なにこれ? すごい!」  なんという甘さ、スーッと溶ける爽やかさ!  爺ちゃんが取り出した...

  • 第61話:歴史に残る仕事

    第61話:歴史に残る仕事

    「ぼくはこの仕事に向いてないのかもしれません」  昼休み、弁当を食べ終えたタケルは深いため息をつき、...

  • 第60話:部屋とセーラー服と私

    第60話:部屋とセーラー服と

    「これって、セーラー服?」  つきあって4年になる彼氏の部屋で、セーラー服を見つけてしまった。 ...

  • 第59話:本気のしるし

    第59話:本気のしるし

    「先生、私、初めてじゃないよ」  放課後の教室で、ミユキはぼくの机に腰掛けた。書類が床に落ちる。 「...

  • 第58話:吾輩は犬である

    第58話:吾輩は犬である

     吾輩は犬である。  名前はあるかもしれないが、とんと見当がつかぬ。  ご主人様との関係は、おおむね...

  • 第57話:保証された権利

    第57話:保証された権利

    「いつ、だれと結婚するかは、あたしが決めることでしょ!」  怒鳴られて母さんはしょんぼりした。  言...

  • 第56話:賢い選択

    第56話:賢い選択

    「おまえ、ダイエット中だったのか。そりゃ、悪いなぁ」  高校時代の友人・シゲルは、がははと笑ってジョ...

  • 第55話:スタンドアローン

    第55話:スタンドアローン

    「目が覚めたかい?」  ぼくは、ボクに声をかけた。  ボクは身体を起こして、機械の頭を振る。 「ここ...

  • 第54話:ブラック・ウィドー

    第54話:ブラック・ウィドー

    「ついにブラック・ウィドーを妻に娶ることができた」  きょう、80歳の誕生日を迎えるカツシゲ翁は、微...

  • 第53話:アーバンライフ

    第53話:アーバンライフ

    「あれ? 母さん、どうしたの?」  アパートに帰ると、ドアの前に母さんが立っていた。 「なに言ってん...

  • 第52話:呪われた会社

    第52話:呪われた会社

    「ユミちゃん、この会社はヤバイよ!」  幼なじみのシロウは、青ざめた顔で訴えた。  霊感の強い人だか...

  • 第51話:モリアーティ

    第51話:モリアーティ

    「今回も解決できましたね、教授!」  ジェーンの賞賛に、教授は不機嫌そうにそっぽ向いた。「ふん」と鼻...

  • 第50話:シャーロック

    第50話:シャーロック

    「ホームズさんが死んだって、本当ですか?」  真っ青な顔で叫ぶレストレード警部に、ワトソンは静かにう...

  • 第49話:アレルギー×アレルギー

    第49話:アレルギー×アレル

    「えぇ! 自宅で海老を食べてるのー?」  トモミの告白に、素っ頓狂な声をあげてしまった。居酒屋の注目...

  • 第48話:あらしのよるに流されて

    第48話:あらしのよるに流さ

    「男と女の友情は成立するのかしら?」  サヨコの質問に、ぼくは唾を飲み込んだ。 (どうして、いま、そ...

  • 第47話:無礼講の罠

    第47話:無礼講の罠

    「今夜は遠慮なく意見を聞きたい。無礼講で話し合おう!」  合宿初日の夜、全従業員を集めたホールで、社...

  • 第46話:悪魔の弁護

    第46話:悪魔の弁護

    「私、悪魔なんです」  少女は抑揚のない声でつぶやいた。  つややかな黒髪と、白いブラウスの対比が印...

  • 第45話:モテモテの代償

    第45話:モテモテの代償

    「おれをモテモテにしてくれる? なんで?」  トシオの質問に、黒服の男は汗をぬぐいながら答えた。 「...

  • 第44話:夫婦の食卓

    第44話:夫婦の食卓

    「ちょっと! あんた、味がわかってんの?」  ある日、晩飯を食べていたヒデは、嫁さんに注意された。突...

  • 第43話:弔問客

    第43話:弔問客

    「ご主人からお借りしていた本をお返しします・・・」  主人の先輩にあたる紳士は、袱紗に包まれた本を取...

  • 第42話:ガードレール

    第42話:ガードレール

    「こらっ! 道を外れちゃ駄目じゃないか」  登山コースから外れた子どもを見つけた私は、列に戻るよう注...

  • 第41話:最果ての戦場

    第41話:最果ての戦場

    「ちくしょう! 司令部はなにを考えてるんだ?」  レイジ少尉はゴミ箱をけっ飛ばした。おれは肩をすくめ...

  • 第40話:愛し方、愛され方

    第40話:愛し方、愛され方

    「やっぱり別れよう」  ケイスケさんは突然、切り出した。結婚して半年。これからと言うときに信じられな...

  • 第39話:予定があると安心する

    第39話:予定があると安心す

    「お客さんは、フランスの哲学者ジャン・ギトンをご存じですか?」  窓の外をぼんやり見ていた私に、運転...

  • 第38話:恋する心臓

    第38話:恋する心臓

    「恋をしてるのは、あたしの心臓かもしれません」  なぜここで恋の相談を? と思ったけど、サトコの表情...

  • 第37話:ホトケの舌

    第37話:ホトケの舌

    「どうなさいました? 部長」  ミカに声をかけられ、我に返った。  打ち合わせがてら食事をするため、...

  • 第36話:壁の向こう側

    第36話:壁の向こう側

     その国の端っこに、大きな"壁"があった。  壁の向こう側を見たものはいない。  より正確には、壁の...

  • 第35話:動機

    第35話:動機

    「やっぱりキョウコが犯人ですよ!」  調査結果を見て、おれは断言した。  しかし警部は首をかしげてい...

  • 第34話:同伴者

    第34話:同伴者

    「あ、今のところ、右です」  ノリコに指摘されて、ハッとなる。  しかしもう遅い。車はそこそこのスピ...

  • 第33話:裸の女王様

    第33話:裸の女王様

     『裸の王様』ってさ、どうしてハダカになっちゃったのかな?  いくら王様がバカでも、いきなり透明な服...

  • 第32話:恋の呪い

    第32話:恋の呪い

    「どうしたらわかってもらえるんだ?」  ぼくは怒鳴った。こうなったらハルカにすべてを話すしかない。 ...

  • 第31話:読書する力

    第31話:読書する力

    「カズユキ、今こそおまえの協力が必要なんだ!」  革命志士であるおれは、カズユキの家で机を叩いた。し...

  • 第30話:アラン・スミシー

    第30話:アラン・スミシー

    「えぇと、アラン・スミシーをご存じですか?」 私が黙っていると、電話の向こうの担当者はていねいに説明...

  • 第29話:ニートの王様

    第29話:ニートの王様

    「おまえ、まだ働いてなかったのかッ!」 強い口調で叱咤したのに、アユミはテレビから目を離さず、「んー...

  • 第28話:無言放送

    第28話:無言放送

    「え? いま、なんておっしゃいました?」  ナミコに詰め寄られ、プロデューサーは汗をかきながら答えた...

  • 第27話:舞踏会の手帖

    第27話:舞踏会の手帖

    「で、爺さんはこんな田舎まで、なにしに来たんだい?」  道を尋ねた青年とつい話し込んでしまったが、こ...

  • 第26話:浮気の代償

    第26話:浮気の代償

     夫が浮気している。それは、信じられないことだった。  夫のシンスケは大学の助教授で、私は元・教え子...

  • 第25話:告知問題

    第25話:告知問題

    「ちゃんと余命を告知すべきだよ」  おれの主張は、しかし親族全員に反対された。  親父の危篤を報され...

  • 第24話:ウサギとカメと

    第24話:ウサギとカメと

     あの2人を見てると、人生について考えてしまう。  タカシとヤスオ──。  2人は同じ年の春にやって...

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